中国から日本に留学する学生が増え、また、旅行で訪れる中国人観光客が増加するにつれて、日本について深く知る中国人が増えていると言えるだろう。中国メディアの快資迅は18日、訪日中国人の手記を掲載し、「日本を訪れて初めて、中国が何を学ぶべきかを理解した」と主張する記事を掲載した。

 記事は、日本について「集団の規則に従うという要求が強く、集団の中で自分を律することや、個々の民度が高い」ことで知られていると指摘。そして、日本人の民度の高さは、長い年月をかけて形成された社会のモラルによって培われたもので、人々は自然に「他人に迷惑を掛けないよう行動」しており、これは「中国人が学ぶべきものである」と主張した。

 さらに、日本では公共交通機関を利用する際、「1人1人が公共の場でのマナーを守る姿が見られる」と指摘。車内で飲食が禁止されている場合、その規則に従うのはもちろんだが、日本人はさらに「臭いの強い食べ物を持ち込まないよう配慮し、周囲の人に不快な思いをさせないように配慮する」と主張した。

 近年は、中国でも地下鉄や高速鉄道などの交通機関が年々拡大し、中国人の生活をますます便利なものにしている。しかし、自分の行動が周囲の人に与える影響を考える人は少なく、乗務員から注意を受けたり、それに逆上して怒る人の姿の方が目立つように思われる。

 記事は、日本人社会には高いモラルが存在しているので、「そうした環境のなかで生活していれば自然と礼儀正しさやマナーが身に付くのではないか」と分析し、「これは中国人が学ぶべき価値がある」と主張した。

 中国人にとっては日本を訪れることで改めて中国の現状を見直す機会となるようだ。モラルやマナーは自然に身につくものではないが、こうした点に注意を向けるようになったというのは良いことだと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)