近年の中国では経済が急激に発展し、特にITの分野においては、日本よりも先進的なサービスも存在するようになった。だが、こうしたサービスが提供されるようになったのはごく最近になってからのことだ。そもそも中国が発展したのは、1978年の改革開放がきっかけであり、それまでは経済も大きく立ち遅れていた。清王朝以降の中国は苦難続きだったと言えるだろう。

 一方、明治維新後の日本は急激に国力を高め、列強と呼ばれる国になった。長い間鎖国していた国とは思えないほどのスピードで発展を遂げ、第2次世界大戦でも焼け野原になったが速やかに復興し、国内総生産では世界第2位まで上り詰めた。近代における日本と中国の姿は鮮明な対比をなしている。中国メディアの快資訊はこのほど、中国は最近になってようやく現代化に踏み出したと指摘する一方、日本はなぜ急激に発展できたのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事はまず、日本と中国はどちらも他国との貿易を拒絶し、鎖国を行った時代がある点では同じだが、開国後の発展に大きな差が出たと指摘している。では、なぜ大きな差が生じたのだろうか。記事は「天然資源」の有無と「学ぶ意欲」が原因であったと主張している。

 日本は島国で天然資源が非常に少ないため、西欧諸国の植民地の対象にならなかったと指摘。そして、その機会を利用して諸外国の進んだ文化や文明を積極的に学んで取り入れつつ、自らの経済を発展させていったと論じた。一方、中国は天然資源が豊富であったがために列強に目をつけられ、さらには自国の文化や歴史に誇りがあったがゆえに諸外国の発展した文明を学ぶことを拒んでしまい、結果として発展が遅れてしまったと分析した。

 清朝以降において中国の発展が大幅に遅れたのは事実だが、現代中国の発展は目を見張るものがある。他国の進んだ技術なども貪欲に取り入れようとしているが、これは過去の失敗を教訓にしているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)