中国メディア・人民網は20日、スイス・ジュネーブに本部を置く世界経済フォーラムが発表した男女の平等度ランキングで、日本が149カ国中110位と依然として低位をさまよう結果になったと報じた。

 記事は、同フォーラムが18日に発表した男女の平等度ランキングで、日本は昨年の114位から4つ順位を上げて110位になったと紹介。このランキングは世界各国の政治、経済、教育、健康という4つの指標から男女格差を数値化したもので、日本は特に政治と経済の分野でランクが低く、女性の社会的地位が依然として十分に尊重されていない状況が浮き彫りになったとしている。

 人民網の報道はあくまで日本の男女格差が依然として大きいことを伝えているのみで、中国のランクには言及していない。「大男子主義」という言葉でしばしば日本の男女格差を揶揄(やゆ)する中国はさぞや高いランクにあるだろうと思いきや、実は日本と五十歩百歩のランクに甘んじているのである。

 新浪は18日、同ランキングにおいて中国が103位となり、昨年の100位から順位を3つ落としたと伝えた。中国がランクを落とすのは2013年以降5年連続で、この間に69位から103位にまで一気に順位が落ちている。

 指標別では、経済で86位、政治で78位と総合順位を上回った一方で、教育は111位に甘んじ、健康に至っては149位とランキング対象国中最下位となった。新浪は健康分野で最下位とされた理由について、「この指標は主に出生性別比率と男女の寿命の差を参考にしている」からだと説明した。

 日本は政治や経済の指標で順位が低く、中国とは傾向が大きく異なるが、ランキングからは両国がそれぞれ異なる側面で「男女間の不均衡」を抱えていることがうかがえる。ちなみにランキングの1位は10年連続でアイスランドとなっており、2位以下もノルウェー、スウェーデン、フィンランドと北欧の諸国が名を連ねた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)