先日の卓球ツアー・グランドファイナル男子シングルスで日本の張本智和が中国選手を倒して優勝し、中国卓球界にさらなる衝撃を与えた。そんななか、中国メディア・東方網は20日「張本よりも恐ろしい」とされる11歳の少年が日本の国内大会で衝撃の結果を残したと報じた。

 記事は、20日に終了した来年の世界卓球日本代表1次選考会で、「元々は雰囲気を体験するということだけで参加していた」11歳の松島輝空(そら)選手が驚きの戦闘力を見せ、自身よりも10歳年上の及川瑞基選手を3-2で破る番狂わせを演じて日本の卓球界を震撼させたとした。

 そして、松島選手に敗れた及川選手について「決して弱いわけではなく、今年の全日本大学選手権男子シングルスで優勝し、国際ツアーにも何度も出場している」と紹介し、11歳の少年が実力者を破ったことの衝撃の大きさを伝えている。

 また、その後の試合ではなかなか勝てなかったものの最終ゲームに持ち込む粘りを何度も見せ、金光宏暢選手との対戦ではやはり最終ゲームまで戦った末に3-2で2勝目を手に入れたと紹介している。松島選手は結局出場20人中18位という結果に終わり、2次選考会に残る可能性は低いとする一方で「自分より7歳以上も上の相手たちと戦った成績であることを考えれば、彼のポテンシャルと天賦の才能が十分に見て取れる」と評した。

 記事は、かねてから「神童」と呼ばれていた松島選手が今年ワールドツアーデビューを果たし、10月に行われた15歳以下の選手が出場するワールドカデットチャレンジの男子ダブルスで優勝して注目を集めたと紹介している。

 今は東京五輪に向けた日本と中国との卓球における激しい争いがクローズアップされているが、両国の戦いは当然東京五輪後も続くことになる。その世代のホープがすでに類まれなる実力を見せていることは、中国卓球界にとって更なるプレッシャーになるはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)