宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」が中国で14日に公開され、19日までの6日間で興行収入が1億1000万元に達した。2018年に中国で公開された日本映画のうち、興行収入が1億元(16億円)を突破したのは「映画ドラえもん のび太の宝島」と「名探偵コナン ゼロの執行人」に続いて3作目となった。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、となりのトトロの公開によって、中国の「宮崎アニメのファンたちはようやく映画館で作品を鑑賞できる機会を得た」と伝えつつ、18年に中国で公開された日本映画9作品のうち、興行収入が1億元を突破したのは3作品に達したと伝え、ここから日本映画の中国における人気やクオリティの高さが見て取れると伝えている。

 中国では宮崎アニメのファンは「迷宮」と呼ばれていて、この「迷宮」たちはずっと中国での宮崎アニメの公開を待ち望んでいたという。海賊版などを通じて、幼少の頃に見た「となりのトトロ」の記憶は今も鮮明に残っていて、実際に映画館で鑑賞して改めて感動を覚えた中国人は少なくないようだ。

 記事は、中国で18年に公開された中国映画30作品のうち、興行収入が1億元を突破したのはわずか4作品しかないことを強調。一方、日本の作品はわずか9作品しか中国で公開されなかったが、3作品の興行収入が1億元を突破したと指摘し、「となりのトトロ、コナン、ドラえもんという日本のアニメキャラクターたちは衰え知らずの生命力を持つことを示している」と強調した。

 続けて、興行収入が1億元を突破した中国映画4作品のうち、3作品は子ども向けの映画であったことを指摘する一方、となりのトトロの場合は大人も数多く映画館に足を運んだと指摘。この作品が日本で公開されたのは1988年であり、30年も前の作品であることを強調する一方、現代の中国においても全く色褪せておらず、今も大人の心を強く揺さぶる感動がある作品だと称賛し、子供から大人まで幅広い年代の心を掴む宮崎アニメは中国アニメ産業が目標とすべきコンテンツであると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)