中国は日本以上の競争社会かつ学歴社会となっていて、子どもたちは幼い頃から知識を詰め込む勉強を始める。人より少しでも良い大学に入り、少しでも良い職業に就くよう周囲から大きな期待がかかる。

 こうした環境のためか、中国では清掃などの肉体労働を露骨に見下す人が多い。中国メディアの今日頭条は13日、「日本では清掃員が尊重されている」という主題の記事を掲載し、「中国とは真逆の待遇を受けている」と驚きと共に伝えている。

 記事はまず、中国の親は「子どもは良い大学に入ることによって、より明るい将来を手に入れることができる」と考えていると紹介し、ホワイトカラーと呼ばれる仕事に就くことを望む人が多いと指摘。一方、日本では学歴も重視されるが、「人生の成功は良い会社に入ることだけではない」と考えられていて、手に職を持つことも重要とされる教育を行っていると伝えた。

 続けて、羽田空港で清掃員として働いている女性を紹介し、羽田空港はこうした清掃員の働きによって世界一清潔な空港として選ばれていると指摘。そして、羽田空港は「国宝級の職人」であるとして高く評価される清掃員がいることを紹介し、「中国とは真逆の評価である」と、驚きと共に紹介した。

 中国では自分の子供が清掃員であることを自慢する中国人はまずいないと言えるだろう。中国人は「メンツ」を非常に気にするゆえ、肉体労働では「メンツが立たない」と感じるのだろう。だが、職業に貴賎はないという言葉のとおり、どのような仕事であっても社会に必要ない職など存在しない。自分の仕事に誇りを持ち、追求していくことによって、どのような職であっても社会から高く評価されるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)