日本人は世界的に見ても貯蓄が大好きな国民と言えるだろう。しかし、銀行に預けても利息はほとんどつかないと言えるほど金利は低い。中国メディアの快資訊は17日、「日本は貯蓄大国で金利がゼロに近いのに、なぜみんな不動産投資をしないのか」と題する記事を掲載した。

 本来、銀行への貯蓄は、お金を安心して保管できるという役割のほか、利息が付くため「投資」としての役割もあると言えるだろう。ところが日本の銀行は、金利がゼロに近いため、いくら預けていても利息はほとんどつかない。

 投資といえば、中国では今でも不動産投資が大人気で、上昇し続ける不動産価格のおかげで大儲けをした人も少なくない。投機目的の不動産購入を抑えるための政策を実施している都市は多く、中国人からすると、銀行に預けてもほとんど増えないのであれば、日本人は不動産を買えば良いのにと思うらしい。

 記事は、日本人がそれでも不動産を購入しない一番の理由は「バブル崩壊後、不動産価格が下落を続けている」ことにあるとした。そのため、家を買うと財産を減らすことになるとしている。中国人が不動産購入に意欲的なのは、基本的にこの十数年間、ずっと上がり続けているからで、この点、不動産バブル期間がそれほど長くなかった日本とは異なっている。

 また、「日本人の平均収入も下落し続けていること」、「貯蓄好きという国民性」、「転勤しなければならない企業が多いこと」なども、日本人が不動産購入を控える理由だと主張。数年に一度転勤があれば、家を買っても住み続けることができないため「無駄」に感じ、借家住まいを好むと伝えている。

 日本は貯蓄好きな国とはいえ、最近の調査によると貯蓄ゼロ世帯も増えていると言われる。急な出費や老後のことなどを考えると、やはりある程度の貯蓄を持っていた方が安心だ。不動産価格の上昇も見込めない日本では、やはりこれからも多くの人が利息に関係なく貯蓄をしていくのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)