中国で巨大化するネット通販市場では、毎年様々なセールを打ち出し13億人の購買意欲を刺激し続けている。中国メディアの今日頭条は12日、中国国内で続く爆買いとは真逆に、「日本人は断捨離というモノを減らしてシンプルな生活をすることに向かっている」と伝える記事を掲載した。

 中国ですでに定着した11月11日を「独身の日」としてネット販売のメガセールを行う「双11」と呼ばれるイベントの他にも、クリスマスや年末と次々に続くセールによって中国人の爆買いの勢いは止まることをことを知らない。しかし、記事は「本当にこれらの商品は我々の生活に必要なものなのだろうか」と問いかけた。

 そして、近年日本でブームとなった「断捨離」の考え方は、一部の中国人の間でも知られつつあると指摘。「断捨離」の言葉のとおり、「今後不要な物を買わない断つ」、「今持っている必要ない物を捨てる」、「物への執着から離れる」ということを生活の中で実践することであると説明した。

 改めて自分の生活を見直すと、「必要ではないものによる煩い事が人生の重荷となっていることがあるのではないか」として、日本ではすでに盲目的に物質的な豊かさを追求して物に埋もれる生活スタイルを改善する「断捨離」をする人が増加していると指摘した。

 中国人ネットユーザーからは、「物を大切に使用し、必要ない物を捨てる勇気を持つ」ことに賛同し、「盲目的に表面的なモノを追い求めて極端に走る傾向を改め、心の声に耳を傾ける必要がある」という声が寄せられたが、一方で「本当に実践できる中国人は少ないのではないか」という意見もあった。

 急速な経済成長に伴って中国人の生活は急速に変化し、ネット販売と非現金化決済、配達システムの発達が相まって、通販の分野で中国は日本より格段に進歩を遂げている。購入することがますます便利になっていく中国人の生活に逆行する「断捨離」のスタイルは、「合理的に感じられるとしても、実践するには非常に難しい」と感じられるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)