将来設計を描く際に「家族」を主軸とする中国人は多く、ストレスの多い仕事に日々励むのも「家族で住む家の購入やローンのため」という人は少なくない。中国メディアの快資迅は13日、日本で深刻化する空き家問題に触れ、「日本では家を無料譲渡するという夢のような話があるが、どんな裏が隠されているのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、「3階建で広い庭付きの一軒家を持つこと」に憧れを抱く中国人は少なくないとし、それも都会ではなく「家の前に小川が流れ、後ろには森林があるような、田舎の美しい自然があるような場所」が理想だという。しかし、中国の現実は不動産価格の急激な高騰と高止まりによって、多くの中国人の願いとは裏腹に、余程の経済力がない限りは若くして家を購入することは不可能となっていると指摘した。

 一方、日本の状況について「家の無償譲渡が行われている自治体があり、これは日本人に限られたものではない」と指摘。中国人からすると夢のような話だが、日本で深刻化する「空き家問題」への対策の1つであると紹介した。さらに、日本には「空き家物件の情報を提供する仕組み」が存在し、「一定の条件に合致した場合、家の無償譲渡もしくは、住宅の補修補助などが受けられる」と伝え、こうして人口減少を食い止めようとしていると論じた。

 日本人はいくら無償でも、家の立地や譲渡に関する条件を見て二の足を踏む人が多いようだが、中国人からすると「まさに理想に描いた田舎の庭付き一軒家」そのもので、逆に何か裏があるのではと疑ってしまうと主張。確かに、「譲渡される家は新築ではなく、以前の住民がどのような人かわからない」というのは、中国人にとっても多少引っかかる点はあるようだが、現在中国で家を所有するためのストレスを考えると、日本の空き家事情は羨ましい限りと感じたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)