経済成長を続ける中国だが、中国人から見ると依然として日本企業は中国の先を進んでいると感じられるようだ。中国メディアの今日頭条は10日、日本企業の長寿の秘訣を「追求を重ね、匠の精神を貫く姿勢」と指摘し、これこそが中国企業に欠けているものだと主張する記事を掲載した。

 記事は中国企業の平均寿命年数を紹介し、「中小企業は約2.5年、規模の大きなグループ企業であっても7-8年」しかないと指摘し、激しい競争のもとで非常に短命であると主張。また、日本には150年以上続く企業が2万社以上もあると指摘する一方、中国には150年以上続く企業はわずか5社しかないと驚きを表した。

 続けて、「日中企業の本質的な相違とは何か」について独自の考察をし、まず「追求するものが異なる」と指摘。日本人は「1つの事業を長期的に捉え、それを追求していく」が、中国人は「儲ける」ことに主軸を置くと主張した。それゆえ日本とは異なり、中国企業の多くは1つの分野ではなく、多角経営によって利益を追求し、積極的な投資によって増やした資産を新たな分野につぎ込んでいるという。

 こうした違いがあるゆえに、中国人が日本人企業家と交流すると、「自社で扱う商品の特別な設計や生産過程を熱く語る姿などが印象的に映る」のだという。中国人企業家なら「1つの商品」に、そこまで情熱を向けることしないと指摘した。

 また、「技術に対する投資」も方向性が異なり、「中国企業は最新の機器を導入することには積極的だが、技術者を育てることには時間や費用をかけない」と主張。また、「効率、スピード」の点でも「中国では工事完成までの速さは驚異的だが、その後数年にわたって修理の工事が続くことは珍しいことではない」と分析し、こうした点に日本と中国の企業の違いが現れているとした。

 中国企業に「追求を重ねる姿勢」が欠けているとしても、現在の中国の経済成長を支えているのは中国人の「儲ける」意欲と、新しい分野への柔軟さであると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)