中国は今年で改革開放から40年が経過した。経済は大きく成長し、深セン市のように日本以上に発展したかに見える大都市もある。とはいえ、日本の細部にわたる気配りと比べると、まだまだ成長の余地はあるようだ。中国メディアの捜狐は14日、感動する日本の細部に見られる気配りについて紹介する記事を掲載した。「日本は嫌いだ」と前置きしつつも「感動せざるを得ない」のだという。

 記事が紹介したことの1つは「東京の地下鉄ではほぼすべての駅にコインロッカーがあること」だ。荷物が多い時などには重宝するが、中国の駅ではコインロッカーはほとんどないが、「荷物預かり所」があるので、日本より不便ということもないだろう。日本のように無人のコインロッカーは犯罪リスクが高くなるため、実用的ではないのだろう。あちこちにコインロッカーがある日本の駅は、便利なだけでなく治安の良さも示していると言える。

 同様の点として「自動販売機が多い」ことも挙げている。記事は「10歩歩けば自販機がある」と誇張気味に伝えているが、確かに中国と比べると非常に多いという印象だ。中国では監視の目が届くところには自動販売機が置かれているが、日本のように道端に置かれることはほとんどない。これも防犯上の理由からだろう。また、日本ではかなり前から「コールド」と「ホット」が1つの販売機で売られているが、中国では「コールド」と「ホット」は別の自販機で売られることがほとんどであるため、中国人からすると驚きのようである。

 ほかにも、多くのレストランに子ども用のいすがあることや呼び出しボタンがあること、水が無料で提供されること、ラーメン屋の中に空席案内システムがあること、バスの車内には降車ボタンがたくさんあること、階段の手すりは子ども用に低い位置の手すりも備えていることなどを紹介。その配慮や気配りを称賛している。

 こうした細部は、利用者の側に立って考えた結果のサービスであったり、治安が良いがゆえに実現できていたりという面も少なからずありそうだ。中国では「相手の立場になって考えられていない」と感じることにしばしば遭遇する。中国の誇る高速鉄道の駅を見ても、利用者の利便性は無視して遠い郊外に作られ、無駄に大きくてたくさん歩かなければならない駅ばかりだ。ぜひ中国も日本に倣って細部にまで気を配るようにしてもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)