中国メディア・東方網は17日、中国でこのほど初めて映画館で上映された宮崎駿氏の代表作「となりのトトロ」について、「30年前の日本アニメには、どんな魅力があるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「今年はとても幸せだ。宮崎駿氏の『となりのトトロ』が改めて中国に上陸し、中国国内の大型スクリーンで放映されるからだ。私も真っ先に映画館に見に行ったが、多くの親子連れが鑑賞していた」と紹介。1988年に日本で公開されたアニメ作品が30年の時を経て中国で初公開に至ったことについて「この作品には一体どんな魅力があるのだろうか」とした。

 そして、魅力の1つとして、作品の中に子どもの純真さがふんだんに盛り込まれていることを挙げた。同作品は子どもが主役で田舎が舞台になっており、大自然の純真さがあってこそ子どもの天真爛漫さが生きてくると説明した。また、「まっくろくろすけ」やトトロ、ネコバスはみんな子どもたちにしか見えず、大人には全く見えないことについて「実は大人の身の回りにも不思議で美しい童話が起きいるかもしれず、大きくなってもそれを探し求めることをあきらめてはいけない」と呼びかけているのだと解説している。

 また、同作品が持つもう1つの魅力として、随所に感じられる人間の温かさについて言及している。「主なストーリーは子どもたちとトトロとの出会いなのだが、そこには人と人とのつながりも大切な要素として存在する。雨の日に、自分がずぶぬれになっても雨傘をサツキに渡す男の子、行方不明になったメイを村人全体で探す光景などがその一例だ」とし、日本の田舎の純朴な風情は、都会の人たちが忙しい生活のなかで徐々に忘れて行ってしまったものではないだろうかと問いかけた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)