世界最大の自動車市場となった中国では交通死亡事故が多発していて社会問題となっている。だが、中国以上に自動車が社会に普及していて、しかも中国より人口密度の高い日本で交通死亡事故の発生率が非常に低いことに多くの中国人は驚くという。中国メディアの快資訊は15日、日本で交通死亡事故率が低い理由について紹介する記事を掲載し、その理由に「考えさせられる」と伝えている。

 記事はまず、日本の国土は中国より遥かに小さく、人口密度も高いが、交通死亡事故の発生件数は増えておらず、むしろ減少傾向にあると伝えた。続けて、交通事故の件数に占める死亡事故の割合が日本は約0.77%であるのに対して、中国は約6.2%と非常に高く、それだけ交通死亡事故が多発していることを強調した。

 では、なぜ日本において交通死亡事故は少ないのだろうか。記事は、それには多くの点が関係しているとしつつ、要約して言えば「日本人が交通ルールを厳格に守っている」ということに尽きると指摘。ハイテク製品などに頼っているわけではなく、非常に基本的かつ簡単なことが悲惨な事故を減らしていることを強調し、中国人としては「考えさせられるのではないだろうか」と論じている。

 中国では交通ルールを守って生活している人は非常に少ないのが現状だ。信号を無視する人は日常茶飯事で、スマホの画面を直視したり、携帯電話で通話しながら運転している人も非常に多く、本当に運転免許証を取得しているのか疑問に思うようなドライバーも多い。

 日本の交通死亡事故の発生件数が減少している背景には様々なことが関係しているだろうが、基本的なルールを皆が守っていることが大きな要因であるのは間違いない。尊い命を失う事故の発生件数を減少させるためにはハイテク製品でもなく、先端技術でもなく、ルールを守るという「基本的なこと」であるのは、多くの中国人にとっては確かに「考えさせられる」ことなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)