中国メディア・東方網は17日、今年1年を締めくくる卓球ワールドツアー・グランドファイナルで中国勢は「悲惨な結果」となった一方で、日本が最大の勝者になったとする記事を掲載した。

 記事は、今年のグランドファイナルには中国から男子シングルス、女子シングルス、女子ダブルスの3種目に出場したが、金メダルを獲得できたのは女子シングルスだけだったと紹介。「世界卓球の覇者である中国代表が、グランドファイナルの5種目中で1種目しか金メダルを取れないというのは、惨敗と言うべきだ」と評している。

 特に男子では、第一人者の馬龍選手がケガの影響で欠場を発表したことで男子ダブルスへの出場権を失い、男子シングルスでは世界チャンピオンの林高遠選手が15歳の張本智和選手に完全に制圧されて敗れ、最も価値が大きいとされる同種目の優勝を奪われたとした。

 そして、「中国勢の惨敗に対し、日本が今年の同大会最大の勝者になった。男子シングルスで張本が同大会史上最年少の同種目王者になったほか、女子ダブルスでも早田ひな/伊藤美誠組が中国ペアを倒して優勝し、2枚の金メダルを獲得した」と指摘。なかでも、伊藤選手は女子シングルスで初戦敗退して涙を流したがダブルスでは結果を出し、大会前に豪語した「中国を破って優勝する」という目標を実現したと伝えている。

 記事はさらに、日本メディアが張本選手について「中国選手に対してすでに完全に弱点がなく、東京五輪では金メダルの可能性が非常に高い」と伝えていることを紹介。これに対し「確かにこの1年、彼は馬龍、張継科ら名立たる中国卓球界の実力者を次々撃破してきた」とし、現時点で中国勢が張本選手に手を焼いているとの認識を示した。

 東京五輪まではまだ1年半以上の時間がある。中国勢は王者のプライドをかけて全力で対策を練って来るだろう。一方、張本選手や伊藤選手といった日本卓球の若い世代はさらに成長を遂げるはず。2020年には、今の戦いよりもさらに激しく、熱い日中間の王者争いが見られることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)