近年、日本を訪れる中国人は増加していて、2017年には735万人を超える中国人が来日した。中国国内には非常に多くの世界遺産が存在し、悠久の歴史を感じられる場所や風光明媚な自然も数多く存在するのだが、こうした国内の観光地ではなく、日本旅行を選ぶ人が増加していることに疑問を抱く中国人は少なくない。

 中国メディアの一点資訊は15日、多くの中国人が国内ではなく日本を旅行先として選んでいることを紹介する記事を掲載し、「中国国内旅行は日本旅行より魅力がないのか」と問いかけている。日本旅行が人気となっている理由は「日本人の接客態度を見れば一目瞭然だ」と伝えている。

 近年、温泉を体験することを目的に訪日する中国人が増えているが、記事は「日本には多種多様な泉質の温泉が湧き出ていて、各地に様々な趣を持つ温泉宿がある」と紹介し、日本の温泉宿では「身も心も温まる」と指摘。だが、温泉そのものならば中国にだって存在する。ではなぜ中国人はわざわざ日本を訪れるのだろうか。

 日本を旅行で訪れるのに必要となる費用は決して安くはないが、それでも中国人が訪日したがるのは同じ温泉であっても「客が受けることのできるサービスの質が全く違うから」だと強調。日本人のサービスは周到で、接客態度も良く、しかも「日本では、どこを訪れても中国では味わえないすばらしい接客を受けることができる」と伝えた。

 記事の主張は裏を返せば、中国人の接客態度は非常に悪いということになるが、確かに中国ではぶっきらぼうな態度の店員が多い。また、中国の観光地ではサービスも商品も客を見て値付けする店が多く、観光客の場合は中国人ですら騙されるケースが多いと言われる。それゆえ、お金を払うなら、より安心でメリットのある日本を選ぶ中国人が多いのも納得できることだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)