訪日中国人の多くが、日本の景色や道路のきれいさに驚き感動すると言われるが、なかには日本人でも気が付かないような細部に注目する人もいるようだ。中国メディアの今日頭条は12日、日本の排水溝の設計やデザインが非常に美しいと称賛する記事を掲載した。

 街中にある排水溝の主な目的は、言うまでもなく道路などの水を排除するための溝であり、その機能性が重要であるが、日本の排水溝は周辺環境に合わせてデザインされていて景観を損なわないように配慮がされており、排水だけでなくそれ以上の機能を発揮するものもあるという。

 たとえば記事は、排水溝を利用して「空間の境界を定めている」ものがあると紹介。建物の形状に合わせて排水溝が敷かれており、道路との境界をはっきりさせている。また、多くの排水溝のふたが周辺道路と同化して目立たなくなっているものや、人通りのそれほど多くない所ではステンレス製等の網状になったものが使用されており、実用性が重視されていると紹介している。

 普段、あまり気に留めない排水溝だが、こうしてみると日本ではこのような細部にまで気配りがされており、考え抜かれた設計やデザインになっていることがよく分かる。何事も大雑把に物事を済ます傾向のある中国では、このようなデザイン性のある排水溝というのはほとんど目にすることはなく、日本ならではと言えるだろう。やはり日本人の細部にまでこだわる国民性は、中国人にはなかなか真似のできないことなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)