今でも中国で毎日のように放送されている抗日戦争ドラマ。なかにはあまりに荒唐無稽な設定のものもあり、中国人ですら疑問に感じるほどで、抗日ドラマは多かれ少なかれ真実とかけ離れた場面が多いようだ。中国メディアの快資訊は15日、「村に入ってきた真実の日本兵はこうだった! 抗日ドラマにだまされてはいけない」と題し、実際に村に入ってきた旧日本兵がどのように中国の村人に接したかについて紹介する記事を掲載した。

 まず記事は、抗日ドラマで見られる史実とかけ離れたシーンについて、「長く歴史を改ざんしていたら外国人に見下される」と忠告。実際、抗日ドラマに出てくる旧日本兵は、まるで「死ぬために出てくる」ようなもので、いとも簡単に八路軍に倒されていくことが多い。

 そのうえで、抗日ドラマにありがちな誤りについて指摘。日本兵が村に入ると、村に紛れ込んだ八路兵を探すために村人全員を集めて尋ね、教えれば村人は助けて八路軍兵士を殺すが、満足のいく回答が得られないと皆殺しにしようとするというのがありがちなパターンだという。

 しかし、記事によると、実際の旧日本軍の兵士は、「村に入ると食糧を奪略し、村人を殺し、村全体を滅ぼす。なので、日本兵が来ることを知ると、村人は食料を隠して身をひそめ、害を被らないようにしていた」のだと主張した。

 また、別の抗日ドラマにありがちなシーンとして、村に潜んだ八路軍兵士が、村にやってきた日本兵を「飛んで火にいる夏の虫」であるかのようにやっつけるという場面があるが、「実際には八路軍の遅れた武器は進んだ日本軍の武器には到底かなうわけはない」と、現実的なことではなかったと指摘した。

 毎日のように放送されている抗日ドラマを見ていると、ドラマのイメージは非常に強く残るため、今でも日本人は残虐で恐ろしいと考えている中国人は少なくない。日中関係改善が進んでいるなか、こうした抗日ドラマを控えることも、日中友好促進の一助になるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)