かつては経済面で日本よりずっと遅れていた中国も、2011年にはGDPで日本を超えて世界第2位の経済大国となった。今では中国の大都市では日本人よりはるかに大きな収入を得ている人も少なくない。では、日本で永住権、または、日本国籍を取得した中国人はそれをどう見ているのだろうか。中国メディアの今日頭条は11日、「日本に来た中国人は後悔している」と主張する記事を掲載した。

 記事は、2017年末の時点で日本に住む外国人256万人のうち、73万人が中国人で最も多く、日本国籍を取得した中国人も多いと指摘している。豊かな日本に来たにも関わらず、祖国が思いもがけない発展を遂げて、自分の選択が失敗だったと感じているのだという。

 ある若い女性は日本の永住権を取得したが、上海の友人と給料を比べて落ち込むそうだ。上海では産後ヘルパーでさえ月収が32万円だと聞き、今は中国の大都市では日本よりも豊かだと伝えている。また、中国では国営企業を退職した人が退職金を利用して不動産で大儲けしているという例を挙げ、まるでみんなが大金持ちであるかのように記事は伝えている。

 ほかにも、中国の豊かな友人と比べて落ち込むという埼玉在住の50代の中国出身の男性を紹介。この男性は日本国籍を取得したとのことだが、中国から遊びに来る友人が飛行機はビジネスクラスで、世界旅行を楽しみ、全身ブランドで身を固めており、こうした友人に釣り合う「もてなし」ができずに「顔が挙げられない」とメンツの立たない苦しみを伝えている。

 それで記事は、海外移住や国籍を取ることに対して慎重になるように勧めている。中国が一番良いと言いたいようだが、中国は貧富の差が大きく、記事にあるような富裕層は中国人全体からするとごくわずかであるのが現状だ。日本での生活にはお金では得られない良さもあるが、金儲けが最重要という人には向かないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)