世界最大の自動車市場である中国。日系車は質が良く、故障が少ないことが評価され、多くの中国人に支持されているが、その一方で日系車には根拠のないデマが常につきまとっているのが現状だ。

 たとえば、「日系車のボディは鋼板が非常に薄いため安全性に劣る」といったデマは中国で広く知られているほか、「日本の自動車メーカーは一流品を日本国内で販売し、二流品を欧米に売り、中国には三流の製品を販売している」というデマも存在する。

 中国メディアの快資訊は9日、「日本の自動車メーカーは最も良い車を日本国内で販売し、三流の車を中国で販売しているか」と疑問を投げかける記事を掲載し、「半分は当たっている」と伝えている。

 記事はまず、中国国内で「日本は一流の製品を日本国内で販売し、三流品を中国へ輸出している」と言われているが、元々これは「精密機械」や「精密加工技術」または「半導体」などの分野での「基幹技術」を門外不出にしているという話を指すもので、車とは関係ないことであったと伝えた。

 だが、この話も「自動車産業に関しては半分当てはまる」と主張している。なぜなら、日本の自動車メーカーは中国に車を輸出していたり、中国の自動車メーカーとの合弁会社を設立し中国の工場で車の生産を行ってはいるが、「トランスミッション」や「エンジン」など、自動車の優劣を左右する最先端の基幹技術を中国側に伝えることはしていないためであると主張した。

 企業が自ら開発した技術を秘密にすることは当然のことだが、こうした原則を理解できないゆえに中国人は「日本は一流の製品を日本国内で販売し、三流品を中国に売っている」と感じるのだろう。決して三流品を販売しているわけではなく、日本企業は中国市場を重視し、優れた製品を積極的に投入していることを知ってほしいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)