これまで外国人観光客に不評であった中国のトイレだが、習近平国家主席の提唱する『トイレ革命』によって、近年ではだいぶ改善が見られるようになっている。だが、地方を中心に、トイレに無関心な旧来の感覚が残っていて、アンモニア臭の漂うトイレもまだまだ存在している。

 日本では一緒にご飯を食べてくれる友人がいない人などが「トイレでご飯を食べる」というケースがあるらしいという噂が中国で広まり、これを聞いた中国人は一様に驚くという。中国メディアの一点資訊は10日、日本人はなぜトイレでご飯を食べるのか疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事はまず、日本のビルにある公共のトイレには「トイレ内での飲食、ゴミのポイ捨て、パソコンの使用、喫煙の禁止」といった貼紙がしてあり、そこに「飲食」と書かれていることに違和感を覚えると紹介。中国のビルにもトイレは設置されているが、非常に臭いがきついのが一般的で、1秒でも早く出たいと考えてしまうトイレが多いため、そのように感じるのだろう。

 では、日本ではなぜトイレでご飯を食べる人がいるのだろうか。記事は「1人でご飯を食べている姿を他人に見られたくない」ことが大きな原因であると紹介。トイレでご飯を食べるのは「日本のトイレが非常に清潔だからこそ可能なのだ」と指摘しつつ、日本人は1人でご飯を食べていると友達がいないと判断されてしまうため、こうした事態を避けるためにトイレに隠れてご飯を食べるのだと分析した。

 中国には様々なトイレがある。公衆トイレのすぐ脇に管理人が住んでいるトイレもあり、管理人がトイレの入り口付近で調理をしてご飯を食べている光景を目にすることもある。こうした環境で暮らす人もいる中国。さらに「トイレ革命」が進んでいくことを期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)