中国メディア・海外網は11日、日本の国会で外国人労働者の受け入れを拡大する法案が可決されたことについて「『内外有別』の日本人は外国人の受け入れに成功するのか」とする記事を掲載した。

 記事は、8日に参議院で「出入国管理および難民認定法」の改正法案が可決され、来年4月1日より5年間で14の業種において34万人の外国人労働者を呼び込む計画がスタートすると伝え、法案の可決に対して日本国内からは社会福祉や雇用機会が脅かされる、外国人の日本社会への融合が難しいといったことを理由にした反対の声が出ていると紹介。外国人への門戸開放に大きな反発が出る背景について、日本人が持つ2つの点から論じている。

 1つめは、「内と外を区別する」習性について言及。「集団の内部には親しく、外部に対しては敬遠するというのが、日本人の思考や行動の拠り所になっている。家庭から会社、さらには民族、国に至るまで、日本人はこの『内』と『外』を区別することで集団内部の求心力や団結力を高め、自尊心を抱いてきた」と解説した。

 2つめには、「縦型社会による強者への服従と、弱者への卑下」を挙げ、江戸時代の身分制度によって生じた縦型社会における意識から続く「上位者への服従、下位者への傲慢と無視」が国際関係においても顔を出しているとした。

 その一方で日本には、進退相極まった際には危機を脱するために実用主義に走る習性もあると指摘。その典型的な例が、黒船襲来に端を発する脱亜入欧の流れ、そして、第2次大戦敗戦後の廃墟から始まった高度成長であると説明した。

 そして、最後に「外国人の日本社会への融合は難しいプロセスであり、制度上の障壁や文化上の隔たり、さらには、血統に対する偏見などが衝突を引き起こす時限爆弾となる。『内外有別』の日本社会が本当に外国人の受け入れに成功するかどうかの判断は、時間の経過による検証を待たなければならない」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)