中国人は人間関係が築かれている間柄であればお互いに信用するが、初めて会った見ず知らずの人を信頼することはしない。そして、こうした風潮は社会全体に共通するもので、ホテルなどでも客がチェックアウトする際には、備品が盗まれたり壊されたりしていないか従業員が部屋をチェックするのが一般的だ。

 それゆえ、日本のホテルでは従業員による備品チェックが行われないことに中国人は驚くという。中国メディアの快資訊は6日、「日本のホテルはチェックアウトの際に部屋を確認しないのはなぜなのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、「その理由を知ったら納得せざるを得ない」と伝えている。

 記事はまず、「日本のホテルではすばらしいサービスを受けることができる」と主張し、ホテルの正面玄関でゲストを迎えたり見送る「ドアマン」のサービス、ホテルのゲストに対しての気遣い、また、トイレまで行き届いた清掃などから、ゲストに対する優れた接客態度とサービスの質を推し量ることができるが、「日本のホテルはどれもすばらしい」と伝えている。

 さらに、「日本のホテルではチェックアウトの際に部屋を確認しない」のは、「ゲストに対する信頼」と「チェックアウトに掛かる時間の短縮のためである」と紹介している。「信頼」という点に関しては、ゲストとホテルの双方が相手を信頼し、敬意を払うと指摘し、ゲストはホテルの備品を壊してしまった場合には「自己申告」する良い関係が築かれているとし、日本人がゲストならばホテルは備品チェックは不要なのだと強調した。

 中国では見知らぬ人に対してまず警戒することが一般的で、ゲストとホテルの間に信頼関係は構築されておらず、ホテル側は備品が盗まれたり壊されたりしていないか入念にチェックする必要がある。こうした信頼関係は時間をかけて築かれていくものであり、まずは社会全体で信頼を重んじるようになることが必要なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)