「失去的二十年」という言葉は中国で広く知られている。この言葉はバブル崩壊後における日本経済の「失われた20年」を意味する中国語だ。日本経済が低迷している間に中国は経済成長を遂げ、日本を抜いて世界第2位の経済大国となった。

 中国メディアの快資訊はこのほど、日本が1990年代のバブル崩壊によって経済成長を失ったことは中国でも広く知られており、「失われた10年」、「失われた20年」という言葉も同様に周知されていると指摘する一方、日本が20年も低迷していたのに「なぜドイツや英国、フランスは日本の国内総生産(GDP)に追いつけないのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、1995年における日本の米ドルベースのGDPは5兆ドルを超え、世界全体の17.4%を占めていたと紹介。当時のドイツのGDPは2兆5000億ドル前後で日本の半分ほどしかなく、フランスは日本の3分の1未満、英国は4分の1未満だったと指摘した。さらに、多くの中国人が誤解している点として、日本は「失われた20年」のなかでも完全に停滞していたわけではなく、経済成長率がマイナスだった時もあったが、緩やかながらも成長を続けてきたと指摘した。

 さらに、ドイツや英国、フランスはバブル崩壊後の日本より高い成長率を実現していたが、それでも十分に高かったわけではないと強調。先進国で高い経済成長率といえばせいぜい3%ほどであり、20年で日本を超えられるほどの高成長は不可能だと指摘した。

 また、記事は、バブル崩壊前の日本経済は当時の米国の70%ほどの規模まで成長しており、ドイツや英国、フランスと大きな差があったことも、「低迷していた日本がドイツや英国、フランスに追随を許さず、今なお世界3位の座を維持できている要因である」と主張。それゆえ日本は将来もしばらくはドイツや英国、フランスの経済規模より大きいままであろうと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)