つい先日まで冬とは思えぬ暖かさが続いていた日本列島に、突然「真冬」がやってきた。急激な気温の低下にいささか体が順応できていないが、12月らしい寒さによって間もなく訪れるクリスマスのムードも少し高まってきた。中国メディア・東方網は10日、日本で40年続く、クリスマスのある「伝統」について紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介する日本のクリスマスの「伝統」とは、フライドチキンを食べることだ。「毎年、クリスマスには360万の日本の世帯がフライドチキンを食べる。数日前には、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の売り上げが平常時の何倍にも跳ね上がるとのことだ」とした。

 そして、日本のクリスマスにフライドチキンを食べる習慣はまさにKFCが作ったもので、クリスマスに七面鳥を食べるという外国人夫婦の話をヒントに1970年代よりクリスマスにフライドチキンをPRする戦略をとり続けたところ、クリスマスというイベントとともにこの習慣も次第に定着していったことを説明している。

 記事はそのうえで、クリスマスにフライドチキンを食べるという日本の習慣に対する、米国人の反応も紹介。「クリスマスにターキーやチキンを食べるというのは決して悪いことではない。フライドチキンもそうだ。しかし、ファストフードをクリスマスの食卓に並べるというのは、いささか失礼だと感じる」との声が聞かれたことを伝えた。

 日本においてクリスマスは一般的に、楽しくパーティーをしてプレゼントをもらったり送ったりする日という認識が定着しているが、キリスト教徒にとってはそれ以前にイエス・キリストの生誕を祝うという重要な意味があるのだ。その点で、ファストフードを食卓に並べることへの違和感や抵抗を覚える人がいるというのも、理解はできる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)