急速な経済発展が進む中国では人びとの生活は急激なスピードで変化している。特に都市部は、海外の首都と比較しても遜色なく、ハードの面では先進国に肩を並べたと言えるだろう。中国メディアの今日頭条は2日、中国人の多くも自分達の生活は格段に発展を遂げたと感じているが、「実際にはまだ日本との間に恐ろしいほどの距離があった」と指摘する記事を掲載した。

 記事は日本と中国の違いとして、「街中で見られる清潔さや、交通の秩序、教育、仕事に対する姿勢」など、主に「人の素養」に見られると指摘した。そのなかで、「中国人の多くが日中の距離をどのように捉えているか」と疑問を投げかけた。

 さらに、日中の距離について説明するうえで1つのたとえ話を紹介。中国人に対して「中国と米国のサッカーのレベルの差はどれほどか」と尋ねれば、「個人単位で選手を比較すると、技術や身体能力には極端な差はないが、チームとなった場合の差は大きく、勝つチャンスはない」と語るはずだと主張。そして、こうした分析は「国にも共通する」と主張。つまり、中国人は「日中を断片的に比較すると大した差はないと感じているが、全体として見た場合の実力差は大きい」と指摘。

 例えば、「中国人のなかでも高級外車に乗る人が増え、そのことに優越感を感じているが、忘れてはいけないのは車を所有できてもその高級車を製造できるわけではない」ということだと指摘。また、今やメード・イン・チャイナと印字された製品が世界を埋め尽くしているが、「これらの製品を実際に設計したのは中国企業ではない」と指摘した。

 ゆえに、現在「中国人の生活は外見的には豊かになっているが、実際の生活の質や人びとの素養、品格は変わってはいない」と主張し、それに対して「日本の本当の強さは、我々が目にしている表面的な物の背後にある素養や品格だ」と独自の分析をした。中国の急速な経済発展の原動力となっているのは中国人のハングリー精神と活力だと言える。これは日本人の気質と方向性が異なるもので、お互いが自分にない気質を時に脅威に感じるのは同じかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)