安倍総理の掲げる働き方改革は、国民がそれぞれに合った働き方を選択できるというものだ。これにより、お年寄りの「老後の過ごし方」はより一層、中国と差が開いていくという。中国メディアの捜狐は7日、「日本のお年寄りの老後」に関する記事を掲載した。中国の高齢者の生活とはまるで違うと紹介している。

 記事はまず、中国では60歳で定年となり、退職後は子どもや孫と一緒に過ごすのが定番の老後の過ごし方となっていると紹介。日向ぼっこしながら近所の人と道端で将棋する中国のごく普通のお年寄りを写真で紹介しているが、実際、孫の面倒を見たりマージャンに興じたりと悠々自適な生活を送るお年寄りが多い。

 では、日本の高齢者の生活はどうなのだろうか。記事は、退職の年齢を70歳と紹介。確かに日本政府は退職年齢を70歳に引き上げることを検討しているが、実際にはまだ始まっていない。とはいえ、定年退職後もアルバイトなどで働き続ける人も少なくなく、記事は日本人は「退職しても仕事をやめたがらない」と指摘している。60歳からの老後を楽しみにしている中国人の感覚とは違うと言えるだろう。

 記事はさらに、子どもとの関係性も違うと紹介している。中国では、高齢の親が子どもに家と車を買ってあげ、子どもや孫と一緒に住みたがる人が多い。昼間は孫の面倒をみて、夜に子どもが仕事から帰ってくるのを待ち、家族だんらんを楽しむのが幸せの形ととらえているようだ。しかし、日本のお年寄りは子ども世帯の生活に口をはさむことはもちろん、一緒に暮らして養ってもらおうとさえ思っていないと感覚の違いを伝えた。

 老後の生活でも、子どもとの関係性でも日本と中国のお年寄りとでは全く違うと言えるだろう。記事は、日本のお年寄りについて、「自立」していると評価。中国のように、自分の人生のすべてをかけて、金銭面でも精神面でも子どもに依存する関係性ではないと分析している。

 いつまでも元気で、心身ともに「自立」している日本のお年寄り。仕事をしないのが幸せとも一概には言い切れないだろう。元気で生き生きと過ごせるのなら、日本のように定年後も働き続ける生活も悪いものではないのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)