日本と韓国はともにアジアの先進国に位置付けられるが、日韓両国では経済規模も経済構造も大きく違っている。中国メディアの一点資訊はこのほど、日本と韓国は隣り合った先進国として比較されることが多いと指摘、特に輸出に依存する韓国では「日本が最大のライバル」であるとする分析も多いことを紹介する一方で、「日本は果たして韓国にとってのライバルなのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、日本と韓国の2017年におけるう国内総生産(GDP)の規模を比較し、日本は4兆8720億ドルで世界3位、韓国は1兆5310億ドルで世界11位だったと紹介。GDPの規模を見ると「日韓両国の差は極めて大きく、その差はドイツ1カ国分」であり、韓国経済が日本経済の規模を超えるのは「ほぼ不可能なほどの差」だと指摘した。

 続けて、韓国は、これまで造船や自動車、鉄鋼、半導体、通信設備など高付加価値の製品を海外に輸出することで経済成長を実現したと指摘する一方、世界的な不況は外需に依存する韓国経済に大きなリスクとなると強調。経済協力開発機構が今後の世界経済の成長率を引き下げていることは韓国経済にとってネガティブな話題であると指摘した。

 さらに、韓国経済研究院が2017年の輸出をもとに行った製品競争力の分析の結果、韓国にとってのライバルは中国、米国、日本であったとし、特に中国は造船、石油製品、鉄鋼、ディスプレイ、通信設備などの分野で競争力をますます高め、韓国の輸出製品からシェアを奪い、韓国製品の競争力を相対的に低下させていると指摘した。

 記事は、韓国の基幹産業が中国によって脅威にさらされているとし、これは韓国の将来に大きなリスクをもたらすものだと主張。現時点においても、また将来においても、韓国は日本にとって「ライバル」と呼べるものではなく、むしろ中国こそライバルであるものの、今や中国は韓国経済を質でも超えつつあることを指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)