中国メディア・東方網は6日、安倍晋三首相が移民政策に対する見解を質問された際に卓球の張本智和選手について「日本人として誇りに思う」と発言したことを伝えた。

 記事は、安倍首相が6日の参議院法務委員会における移民政策関連の質疑で質問を受けた際、中国籍の両親を持つ張本選手や、米国籍の父を持つテニスの大坂なおみ選手の名前を出して「この2選手のお父さんやお母さんは日本生まれではないが、未来を見据えて日本にやってきた。日本の代表として試合の中で奮闘する姿勢は、非常に喜ばしいこと」とし、国際大会で日本人選手として活躍する張本選手や大坂選手を高く評価し称賛したと紹介している。

 そのうえで、張本選手について「元の名を張智和と言い、両親はいずれも中国でプロの卓球選手だった。両親は1998年に仙台で卓球クラブを作り、2003年に張本が生まれた。14年3月に張本は正式に日本国籍となり、父親は『本分を忘れないように』ということで姓に『本』を加えた」と伝えた。

 そして、今年は馬龍選手、張継科選手、樊振東選手といった中国のトップ選手に相次いで勝利する活躍を見せ、世界ランキングでも初めてトップ5に入ったと紹介。近年では中国の選手を倒すことが目標と言い続け、20年の東京五輪の男子団体と男子シングルスでの2冠を目指しているとした。

 記事はまた、安倍首相の発言に対して日本のネットでは「両親は中国人でも、日本の土で育った最強の新生。試合での雄たけびは物議をかもしているが、一方で日本の子どもとしての良い品格も持っている。本当に日本人として誇りに思う」との意見が出ていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)