過去に起きた出来事を理由に、日本や日本人に対して否定的な感情を抱いている中国人は少なくない。だが、近年の経済発展に伴い、日本を訪れる人が増え、日本への理解が深まると同時に「日本人は抗日ドラマに登場するような野蛮で冷酷な人ではない」と気づく中国人が増えているのも事実だ。

 中国メディアの快資訊は4日、日本の電車で見かけた親子の様子を紹介する記事を掲載し、「非常に温かい気持ちになった」と伝えている。

 記事は、ある中国人の見解として、日本の電車内で見かけた日本人の母親と息子の様子が非常に印象的だったと紹介。この親子の会話の内容は理解できなかったが、母親は非常に穏やかな口調で息子に語りかけていて、その様子を見ていただけで「温かい気持ちになった」と紹介し、中国ではこのような態度で子どもに接する親はいないとの見方を示した。

 続けて、子どもが靴を履いたまま座席の上に立膝をついている様子に対して、日本では「教育に問題があるのではないか」といった声があがると紹介する一方、この日本人の子どもは靴のまま座席に立つことはなく、しかも履いていた靴底はまったく汚れていなかったと強調し、「これは日本の環境が清潔に保たれている」からではないかと主張した。

 中国でも親子で電車に乗っている人たちを見かけるが、子どもは自分の好きなことをし、車内で騒ぎ、靴を履いたままシートの上にのぼる。親は子供を注意しない場合が多いが、周りに迷惑になることも考えず、大きな声で子を叱る人もいる。それゆえ親子のやりとりを見ていて温かい気持ちになることはまずないのが現状だ。日本から学べる点はぜひ学んで、人々が温かい気持ちになれる社会を作り上げていってほしいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)