中国メディア・東方網は7日、四方を海で囲まれて豊かな海産物の食文化を持つ日本の、独特な食べ物を紹介する記事を掲載した。

 記事は、「日本は世界的にグルメで有名であり、その飲食習慣はどの地域よりも求められるレベルが高い。そして、日本は小さな島国であり、四方を海に囲まれている。このため、日本人は海鮮に対して並々ならぬ思い入れを持っている。その調理法も至極の境地に達していると言え、新鮮なものをそのまま食べるのはもちろんのこと、漬けたり干したり発酵させたりして食べるのである」とした。

 そして、数ある海の食べ物の中でも特に個性的なものとして「その硬さから、刃物でせっせと削ってようやく一口分拵えられる魚がある。それはカツオと呼ばれる魚だ」と紹介。漢字ではまさに「堅い魚」と書くカツオはマグロの仲間であり、おもに亜熱帯や熱帯の海に生息しているとする一方、もともとこの魚が非常に硬いわけではなく「カツオの身を煮たあとで菌を付けて寝かせることで、この菌が身の水分を抜いて干からびさせ、身を異常なまでに固くするのだ」と説明した。

 その硬さについて記事は、ギネス記録でも世界一硬い食用魚として認定されているほどだとしている。また、乾燥したカツオの身、すなわちかつお節はただ単に硬いだけではなく、日本料理には欠かせない食材であると指摘。カンナやノコギリといった工具を使って節を削って薄い膜状にするほか、細かく挽いて粉末状にして白飯や料理の上に乗せる、あるいは汁物のだしに使うことで、豊かな香りと旨味が堪能できるばかりか、しっかり栄養分を取ることもできると伝えている。

 熱々の白飯の上に削り節を振りかけ、そこに醤油を少し垂らしてできるかつお節ごはんは、シンプルながらも一口頬張れば至極の味わいが広がり、「日本人でよかった」という思いがそこはかとなく湧いてくる一品だ。湯気に合わせて薄い削り節がゆらゆらと舞う姿も美しい。かつお節はまさに、日本を代表する海産物の1つと言えるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)