平成も残すところ僅かになったが、人びとの価値観や生活スタイルは昭和、平成と時代の影響を大きく受けてきたと言えるだろう。中国メディアの快資迅は3日、日本の若者達を観察し、「家も要らない、結婚も望まないという姿は、中国の最近の若者達に非常に似ている」と主張する記事を掲載した。

 記事は、急速に変化する中国を生きてきた世代の中国人から見て、「現代社会が中国の若者達に与えるストレスは昔と比べ、非常に大きくなっている」と指摘。若者達が最も焦りを感じることと言えば、「家、結婚、仕事」の3つであると紹介した。これらは中国の価値観では「人生の最も重要なこと」とされているが、記事は「日本の現代の若者達はこの3つの要素についてどのような考え方を持っているのか」と疑問を投じた。

 続けて、現在の日本の多くの若者は「欲や夢や意欲のない世代」であると主張。バブル経済は日本人に物質的な豊かさの幻想をもたらしたが、その後景気の低迷が続いた結果、「堅実的な考え方を持つ若者が増加」したと主張。今や「自分の家を持たなくても、賃貸で良いと考える日本人は多い」と指摘したほか、「結婚や子供を望まない若者も増えている」と論じた。

 さらに、日本人の若い世代は「家を構えて定住することや、結婚や家族に対する伝統的な概念が変化している」と指摘。ゆえに、「自分が負う経済的な負担や責任を考慮したうえで、進んで独身でいることを選択する人がいる」と説明。そして、こうした「日本人の若者達の姿は、中国の最近の若者達に非常に似ている」と主張した。

 中国人の若者が感じる焦りは、「20代で結婚し、子を持つことが人生の幸せ」と考える周囲からの強い圧力による。また、結婚相手を見つけるために男性は、家を所有していることを条件にされるため、裕福でない場合は状況は厳しくなる。また、中国の都市部の不動産は高止まりしており、賃貸の価格も上がっている。こうした状況から、中国の都市部で生活する一部の若者が現状に絶望し、「欲望や夢や意欲を失う」傾向が見られるのは仕方がないことかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)