中国メディア・東方網は6日、世界卓球ジュニア選手権団体決勝で、男女とも中国が日本を圧倒する一方で、女子では日本期待の選手に一矢報いられる一幕があったことを報じた。

 記事は、5日に行われた同大会決勝は男女いずれも日本と中国との争いになり、男子は3−0で、女子は3−1でいずれも中国が勝利を収めて優勝したとする一方で「唯一落とした女子の第3試合に注目が集まった」と伝えた。

 そして、日本の木原美優さんと中国の黄凡真さんが戦ったこの試合では、木原さんが第1ゲームを11−4、第2ゲームを11−7と連取したと紹介。圧倒的優位に立った木原さんに、日本ベンチは喜びを示す一方で中国サイドは緊張が高まったとした。その後、黄さんが11−8、11−4で連取してゲームカウントをタイに戻すと、最終の第5ゲームも黄さんが6−3でリードしてそのまま押し切るかに見えたが、ここから木原さんが猛反撃を見せて6ポイント連取で逆転。最後はデュースにもつれ込んだが、結局、木原さんが12−10で制し、日本に1勝をもたらした。

 記事は、14歳の木原さんは日本のジュニア選手の中でも優秀な代表選手で、U21世界ランキングで5位、シニアのランキングでも87位の実力を持つと紹介。今回の試合でも多種多様な技術力をみせ、日本の女子卓球界で流行しているバックハンドドライブのほか、強力なしゃがみ込みサーブでポイントを稼いだとし「黄も試合中にしゃがみ込みサーブを多用していたが、木原のサーブのほうが明らかに威力が強かった」と評している。

 中国メディアによる日本卓球界への注目はますます高まるばかり。過剰とも感じるほどに危機感を煽る文章も見られるのは、中国代表による「返り討ち」に対する強い期待感の表れとも言える。そしてまた、日本卓球の台頭に対して大騒ぎする様子からは、あまりにも中国の一強時代が続き食傷気味になっていた状況が解消されつつあることへの喜びも含まれているように見える。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)