岩屋毅防衛相が「いずも型護衛艦」の空母化に対して前向きな姿勢を示したことが中国で波紋を呼んでいる。日本が仮に空母を保有し、最新鋭のステルス戦闘機F35Bを運用するとなれば、中国にとっては大きな脅威となるためだろう。

 中国メディアの一点資訊はこのほど、日本は自国で万トン級という大型艦艇を建造できる世界でも数少ない国であると指摘し、「造船業の実力から推測すれば、日本は原子力空母だって建造できるはずだ」と主張、中国は警戒を緩めるべきではないと主張する記事を掲載した。

 記事は、日本には多くの造船関連企業が存在し、その大半が海上自衛隊で運用される艦艇の建造にも関わっていると指摘。艦艇の建造を受注する企業はどこか1社に偏ることはなく、「日本政府側は各造船企業に満遍なく発注している」と主張し、これは各企業の艦艇建造能力を「維持させる」ためであると主張。どこか1社が倒産すれば、それは日本の安全保障にも影響が出るためだと論じた。

 続けて、一部の国が保有する空母より大きないずも型護衛艦を建造できる日本にとって、空母を建造することは「さほど難しいことではないはずだ」と主張。しかも日本には技術だけでなく、高い生産能力と管理能力もあるため、仮に原子力空母でさえも建造できてしまうのではないか」と主張した。

 記事は、日本の動きに対し、中国も「歩みを止めてはいけない」と主張し、建造する速度だけなく、建造する艦艇の質においても「日本を意識し続ける必要がある」と強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)