中国では近年、さまざまな「代行サービス」が流行している。ドリンク1杯からの弁当配達、買い物の代行、家事代行など様々な代行サービスが存在する。だが、日本で近年生まれた退職を代行するサービスは中国にはない。それゆえ、退職を代行してもらうニーズが日本に存在することは驚きのようだ。中国メディアの今日頭条は1日、日本の「退職代行サービス」を紹介する記事を掲載し、「日本だからこうした奇妙なサービスが成り立つのだ」と伝えている。

 日本はこれまで終身雇用制度が一般的だったが、近年は状況が変化してきており、転職も極めて普通のことになった。しかし記事は、日本では退職するのが中国ほど簡単なことではないことが多いとし、「日本人は周りに気を遣ったり、上司や会社から言い訳をされたりして、スムーズに退職できないことも多い」と紹介した。

 そこで、近年の日本では「退職を代行するサービス」が生まれたと伝えている。記事が紹介していた会社では、料金が5万円(約3000元)もするが、非常に多くの日本人がこのサービスを利用していると伝えつつ、日本のようにすでに成熟した社会でも「人のニーズは変化しており、ビジネスチャンスは常に存在する」ことを強調した。

 中国では日本以上に転職は一般的で、自分が評価されていないと感じれば人々はすぐに転職してしまう。また、中国人にとって転職はステップアップにおける当たり前の手段であるため、日本人のように周りに気を遣って退職を止まるようなことはほとんどないと言えるだろう。

 また、中国では工場などでは大型連休などで帰省した労働者と連絡がつかなくなってしまったり、企業に退職することも告げずに転職してしまうケースも多いと言われる。それゆえ企業側としては人材育成を行うモチベーションが高まらず、せっかく業務を覚えて一人前になったころに退職してしまうという頭の痛い問題も多いと言われている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)