日本における「出前」の歴史は比較的古い。そば屋やラーメン屋、寿司屋の出前を頼んだ経験がある人は非常に多いことだろう。その後ピザをはじめとするファストフードなど、出前を行う飲食店の種類も数も増えた。一方、中国では近ごろ、スマホ決済の爆発的な普及に伴った「外売」と呼ばれる出前ビジネスが急成長している。中国メディア・東方網は3日、中国の「出前ボーイ」の万能な仕事ぶりが日本のテレビで紹介され、反響を呼んだと伝えた。

 記事は、「経済の発展に伴い、各種の新たな業種がわが国に出現した。近年急速に発展している出前業界もその1つだ。今や、みんなが配達員の『出前ボーイ』たちのことを知っていて、出前を利用したことのない人は少ないという状況だ。そして、中国の出前産業はすでに海外にも影響力を持つようになったのだ」と紹介した。

 そのうえで、近ごろ日本のテレビ番組内で、中国の新たな職業として「出前ボーイ」が取り上げられ、「単に注文品を送り届けるだけではなく、客のニーズを満たすためにさまざまなことをする必要があるのだ」とされたことを伝えた。
 
 そして、彼らがやることの例として、約束の配達時間に間に合わせるべく「出前ボーイ」が厨房に入って料理を作る、配達先の客がマージャンのメンツ不足に困っているときには埋め合わせとして参加する、さらには客の要求に応じて歌を歌うといったことが取り上げられたとしている。

 記事は、映像を見た番組のゲストが、「何でもできてしまう、神のような存在だ」と舌を巻いたほか、日本のネットユーザーも「出前ボーイ」たちのマルチタレントぶりに驚きを覚えるとともに「これほど多芸な彼らが、どうして誰でもできるような出前の仕事をしているのか」との疑問さえ飛び出したと紹介した。

 そして、最後に「中国の出前業界がこれほど外国人から注目されるとは思いもよらなかった。もしかしたら、近い将来外国でもこのような出前ボーイがたくさん出現するかもしれない」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)