近年、日本は中国人が多く訪れる観光地となっている。日本を訪れる中国人の目的は買い物や美食など様々だが、治安が良いことも中国人観光客を日本に引き付ける要素の1つとなっているようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本は犯罪発生率が減少している」という主題で記事を掲載し、「日本の警察は犯罪が少ないため、暇ですることがないのではないか」と主張している。

 記事はまず、日本は距離的に近いこともあり、中国人の人気の国外旅行先となっていると紹介。そして、食にこだわる中国人としては、旅行中の食事は非常に重要であるとし、和牛や懐石料理、今や日本食の定番ともなっているラーメンなども人気だと紹介している。

 続けて、中国人が日本を大挙して訪れ、買い物や美食を堪能できるのは「安心して滞在できる環境があるためだ」と指摘し、日本はそれだけ治安が良い国だと強調。犯罪発生率が減少している日本では殺人事件は人口10万人に対して0.3%ほどと非常に低い発生率であると伝え、「日本の警察は暇ですることがないのではないか」と主張した。一方で、日本の警察は非常に真面目に仕事をしているため、旅行中に羽目を外しすぎると日本の警察に捕まるような事態を招く可能性があると注意を呼びかけた。

 中国の警察組織は日本より複雑で、担当する職責によって名称はそれぞれ異なる。日本の警察組織に当たるのは「公安」であり、そのほかにも武装警察や城市管理行政執法局(城管)といった治安維持や行政管理の組織もある。特に日本の警察との大きな違いは、中国の公安や城管は治安や行政管理という職責のためか無愛想な人が多く、どちらかといえば「怖い」イメージを持たれているということだ。

 日本の場合は記事が主張しているように、治安が良いため警察が暇だというわけではない。警察の日々の努力がある結果、安心して暮らせる社会があるということだろう。今後も多くの中国人が日本を訪れるだろうが、犯罪などに巻き込まれることなく日本観光を楽しんでもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)