住まいに対する考え方はそれぞれのライフスタイルや価値観が表れると言えるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本でマンションを購入することは、中国で購入するのとでは4つの大きな違いがある」と主張する記事を掲載した。

 中国人は日本人と比べると、持ち家に対する願望が非常に強い傾向がある。なぜなら、マイホームと車は中国人男性が結婚するための必須条件と考えられ、メンツを重視する中国人のステータス的な意味合いも持つためだ。それゆえ、最近日本に関心を向ける中国人は自然に日本人の住宅事情にも興味を抱くようだ。

 記事が指摘した「マンション購入にあたって日中で異なる4つの点」とは、「ベランダがタダで付いてくること」、「共用部分が価格に含まれないこと」、「設計やデザインが緻密であること」、「恒久的な資産となること」だと主張。こうした両国の相違は、「住宅に関する行政の基準の違いにある」と説明し、中国でマンションを購入する場合、1平米当たりの価格から計算するのは同じだが、そこに「壁、柱、ベランダ、共用部分の廊下、エレベーターの面積」も含めた全体の建築面積に占める1戸あたりの面積で価格を計算するので、日本の計算を見ると「ベランダがタダで、共用部分は価格に含まれない」ことは大きな驚きだと指摘した。

 また、中国のマンションの多くは内装が行われていない真っさらの箱の状態で売りに出されており、購入者が業者と相談しながら間取りを考えて行く場合が多い。ゆえに、「日本で売られているマンションは、専門家による緻密で機能的な設計がなされている」ことに衝撃を受けると指摘。内装を自分で行う煩わしさが無く、更に自分の意見を取り入れてもらうことも可能で、中国人としては羨ましく感じたようだ。さらに、日本では不動産は個人の所有物として保障されているので、家を購入しても土地は国家の所有物として管理されている中国とは大きな相違があると主張した。

 現在、中国の都市部では局地的な不動産の高騰や高止まりが見られ、一部の都市では値下がりするなど、非常に不安定な状態が見られている。メンツを重視するゆえにマイホームの所有は必須という圧力は依然として大きく、中国人の家に関する悩みは今後も尽きることがなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)