近年、日本を訪れる中国人は増加していて、2017年には過去最高となる735万人を超える中国人が日本を訪れた。逆に、中国を旅行で訪れる日本人は増加しておらず、中国人からすれば「おかしい」と感じる点があるようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人の視点で見た中国」という題の記事を掲載し、「その視点は意外だった」と論じた。

 記事はまず、「日本人は中国の治安状況に不安を抱いている」と主張。もし、中国滞在中に自分が日本人であることが周りの中国人に知られた場合の身の安全を心配しているとしたほか、中国語や英語が話せない状況で中国を訪れた場合、騙されないかを心配している日本人は多いと紹介。実際、2012年に中国で反日感情が高まった際、日系企業に対して理性に欠けた行為が見られ、それが日本で大きく報道されたゆえに、「日本人が中国の治安状況に不安を抱いている」のも理解できると分析した。

 次に、「日本人は中国人に対して偏見を抱いている」と主張した。記事の中国人筆者は過去に日本に留学していた経歴を持つようだが、アパート住まいだった筆者が、毎月の家賃を大家に支払う際に、大家は玄関のドアを半分しか開けなかったことから「警戒されていた」と感じていたと紹介。こうした行動は中国人に対する日本人の偏見が原因であると伝えた。

 記事で紹介されている例は一個人の意見に過ぎないが、結論として記事は「個人の意見であっても、日本人の中国人に対する見方をある程度は反映している」と主張し、中国人が考えもしないことを日本人が考えていて「その視点は中国人にとっては意外だった」と伝えている。

 中国人は言葉が通じようが通じまいがお構いなしで海外旅行を楽しんでいる。日本を訪れる中国人も多く、そのパワーに圧倒される人も多いかもしれないが、今や多くの国で中国人観光客によるインバウンドが重要な産業になっている。一方、日本では香港や台湾は人気の渡航先となっているが、中国は確かにあまり人気がないのが現状だ。だが、興味を持っているなら中国を訪れてみてはいかがだろうか。思っていたほど危険なところではないことに気が付くことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)