急激に経済が発展している中国では人々の生活はまさに日進月歩の勢いで改善され、快適になっている。しかし、その一方では人々の人間関係が希薄になったり、責任感がなくなったりしていると言われているのも事実だ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「責任感のない中国人は日本へ行って学ぶべきだ」という題の記事を掲載し、ある中国人が日本で体験して感じた「日本人の他人に接する態度」は学ぶに値すると主張している。

 記事の中国人筆者は、10日間ほど日本に滞在して旅行を楽しんだようだ。旅行中に立ち寄ったラーメン店で、1人の日本人客がスープを飲み干した後、自分の使用していたテーブルを自分で拭き、店主に「ありがとう」と挨拶して立ち去り、店員も客が店を出て行く際に一斉に「ありがとうございました」と言っている様子を目撃したと紹介。日本人はお互いの身分や年齢に関係なく、「互いに礼節を尽くしている」ことに非常に驚いたと伝えた。

 また、この中国人が宿泊した宿のオーナーは、宿泊する3日前から連絡をくれ、最寄の駅から宿までの案内をしてくれたと紹介。また、宿への到着が夜10時になってしまったにもかかわらず自分達を待っていてくれ、さらに20kgもある荷物を3階の部屋まで運んでくれたことを紹介し、非常に大切に扱われていることが感じられて「とても清々しい気持ちになった」と伝えている。

 日本の旅を通じて、この中国人は「自分がSNSで友人と会話していても突然返信しなくなったり、仕事の電話が煩わしくなれば機内モードにしていたことがあった」と振り返り、こうした行動は責任感に欠ける自分勝手な行動だったと指摘。日本を旅したことで「責任感」を持つことの大切さについて学んだようで、「責任感のない中国人は日本へ行って、責任感とはどういうものかを学ぶべきだ」と主張した。

 中国では飲食店で食事した後に自分の使用していたテーブルを掃除する客など存在しない。それゆえ飲食店では食べ散らかされた残骸を店員が嫌な顔をしながら片付けている光景を目にする機会が多い。また、どのような店でも客が「心地よい」と感じられるようなサービスはなかなか受けることが出来ないのが現状だ。今後は経済発展と共に、個人の責任感や、他人に接する態度といった「ソフト」面も成長していくことを期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)