農業の発展は、作物の栽培技術の向上だけでなく、その周辺環境の整備も大きなカギになる。特に、日本を代表する農作物である稲作では、安定的な農業用水の確保と管理が欠かせない。中国メディア・東方網は2日、「降雨量が豊富ながら必ずしも水資源が豊富とは言えない日本では、どのようにして農業用水問題を解決したのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本の平均降水量は世界の平均降水量の2倍であるとする一方で、起伏に富んだ地形であること、河川の長さが短いこと、さらに季節によって降水量、河川の流量が異なるため、豊かな降水量が必ずしも日本にとって淡水資源における強みになっていはいないと紹介。水稲栽培では大量の水資源を必要とするなか、日本ではその開発と管理に力を注いできたとしている。

 まず、水資源の管理について国道交通省を主体とし、環境省や農林水産省といった関係省庁が協力して行っていると紹介。水資源施設の建設・運用・保護、源流の保護、水質と水量の一体化管理、水資源の合理的な配置と効率の高い利用、地下水の保護と使用が主なポイントになっていると伝えた。

 また、日本の農業用水はおもに河川の水から引っ張っており、生態環境を保護するために、地下水の取水を厳しく制限するとともに、新しい技術や方法を耐えず採用して水を節約していると説明。多くの農村では廃水を浄化した後で灌漑に用いる施設も作られているとした。そして、「わが国と日本の農村を比べてみると、農業用水においてなおもとても大きな差が存在するのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)