少子高齢化に伴い人手不足が深刻になっている日本。日本政府は外国人留学生の就労拡大を狙い、来年にも新たな制度を創設する方向性だという。しかし、日本語がどんなに流暢でも、外国人が日本で就職すると文化の違いに戸惑うようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、どうして日本人の心に入り込むのは難しいのかと題する記事を掲載した。

 記事は、日本のある歌に、「見た目は日本人、同じ日本語、だけども、なぜか言葉が通じない」というフレーズがあると紹介。日本に住む中国人がこの言葉を聞くと、妙に納得してしまうのだという。記事は、日本人が冷淡なのではなく「人間関係の築き方」が違うので、それを理解し中国流のやり方を持ち込まないように勧めている。

 では、日本にはどんな人間関係の特徴があるのだろうか。記事は、日本には「グループ」というものがあると紹介。日本のアニメからも分かるように、子どもは小さなグループを作り、外れるといじめの対象になりやすいと説明。さらに、グループには厳しい上下関係があると伝えた。中国は最近「個人英雄主義」に偏っているので理解しにくいが、日本人と親しくなれないと思ったらもしかしたら「グループの外」にいるのかもしれないと分析している。

 記事はさらに、日本人には他人との間に「壁」を作る傾向があると紹介。他人に対して失礼なことはしないが、過度に礼儀正しく「いんぎん」な言動をする。そのため、今後食事に行きましょうと言われても相手が行動するまでは真に受けてはいけないと注意を促した。逆に相手が行動を起こしたら「壁」を超えたとみなしてもいいが、それでも気は抜けず、「相手のプライベートを大切にして重くなり過ぎない」よう注意が必要だという。具体的には、約束は2週間に1回程度にとどめ、プレゼントは簡単なものにするなどで、重さを感じさせると、すぐに壁の外に締め出されてしまう、と警告した。

 中国人にとって、日本で人間関係を構築するのは難易度が高いと言えそうだが、これは記事が紹介している歌の歌詞にあるように日本人であっても同様だ。記事の中国人筆者によると、「中国では目が合ってビビッときたり、共通の敵がいるだけで数日あれば親友になったりする」とのことで、友人を作るという点においては中国の方が楽なようである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)