日本の映像作品文化は中国でも根強い人気があるが、そのうちの1つに「特撮もの」がある。その代表格は何と言ってもウルトラマンで、「奥特曼」と言えば知らない人はいないほど中国ではお馴染みの存在だ。中国メディア・東方網は29日、ウルトラマン以外にも日本には特撮ドラマシリーズが存在し、仮面ライダーを日本3大特撮ドラマの1つとし、日本国内ではウルトラマンに匹敵するほどの人気を誇っているとする記事を掲載した。

 記事は「ウルトラマンが特撮ドラマだというのはみんな知っている。しかし、日本の特撮ドラマシリーズにはウルトラマンを含んだ大きなシリーズが3つあり、互いに競争を繰り広げているのだ」と紹介した。

 そして、1960年代に放送が始まったウルトラマンは子どもたちに絶大な人気を誇り、高い視聴率を獲得していたが、1970年代に入って強力なライバルが出現したと説明。それが71年に放送を開始した仮面ライダーシリーズで、70年代後半になると仮面ライダーシリーズが優勢となり、ウルトラマンシリーズは「ウルトラマン80」を最後に国内ドラマの撮影を止め、海外展開するようになったとしている。
 
 また、2つの特撮シリーズでは、多くの俳優が両方の作品に出演経験を持つと説明。その代表的な例として、「ウルトラセブン」でモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣氏が、約40年後の「仮面ライダー剣(ブレイド)」で悪役を演じたケースを挙げた。記事はさらに、仮面ライダーの他にもウルトラマンの強力なライバルとして、75年放送開始のゴレンジャーを1作目とするスーパー戦隊シリーズの存在にも言及した。

 最後に記事は、「現在、ウルトラマンの人気はとても高く、残りの2つのシリーズはかなり冴えない状況だ」と紹介している。しかし実際は、いずれも男児を中心に根強い人気を誇っており、3大特撮ドラマが並び立っている状況と言えるだろう。

 記事は、スーパー戦隊についてほんの一言程度しか触れていないが、ウルトラマンシリーズが80年代から90年代半ばにかけて、仮面ライダーシリーズが90年代に長い「休止」の時期を経ているのに対して、スーパー戦隊シリーズは77年以降40年以上に渡り一度も途絶えることなく新作が放送され続けている。シリーズが始まったのは最も遅いが、一方で最も息が長いシリーズと言えるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)