国内総生産(GDP)で米国に次ぐ世界第2位となった中国。日本を訪れる中国人旅行客の消費意欲は旺盛で、高額な商品を大量に購入し、買い物袋を両手に下げて歩いている旅行客の姿を見て、「なぜ中国人はこんなにお金を持っているのか」と思ったことのある人は少なくないだろう。

 中国メディアの今日条頭はこのほど、中国人はずっと「日本人は裕福」だというイメージを抱いてきたが、「実は我々が想像するほど裕福ではないようだ」と主張する記事を掲載した。

 中国では今も日本製品は中国製品より圧倒的に質が良いとして信頼されている。また、日本には世界から評価される技術や企業があり、1人当たりGDPのランキングでも中国より上であることなどから、中国人の多くは「個人の生活の質は中国より日本のほうが高く、日本人は裕福だ」と想像しているようだ。

 しかし記事は、総務省の統計などを引用し、日本人の平均収入はこの20年間で減少傾向にあると指摘し、一部アンケート調査では預貯金のない人も増えていると紹介。消費税や社会保障費の引き上げなどを背景に、日本では消費を増やすことが難しく、消費によって経済を活性化するのも難しい状況にあると強調し、このままでは貧困層が増加していくと警鐘を鳴らす声も存在することを強調した。

 続けて、日本の経済政策を見ても、国民の生活を改善するうえで確実な保証を与えるものはなく、加えて日本では少子高齢化が深刻な問題になっていることを指摘し、「日本の若い世代の負担は今後ますます重くなっていき、日本人の懐具合は年々厳しくなっていくことが予想される」と分析した。

 こうして日本の状況を知ると、日本人が裕福だと言うイメージは崩れ去り、中国人にとっては「経済成長が続く中国の方が将来性が大いにある」と感じるのであろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)