近年、中国では健康維持のためにマラソンやジョギングを趣味とする人が増加しており、大きな公園では仕事後などに本格的なトレーニングをしている人も見かけるようになった。

 東京で開催されている東京マラソンには毎年のように中国から参加するランナーがいるわけだが、実際に参加することで東京マラソンの運営面の質に大きな驚きを覚えるのだという。中国メディアの今日頭条はこのほど、東京マラソンに参加した中国人の経験をもとに「日中のマラソン大会の差は非常に大きい」と伝えている。

 記事はまず、2007年に始まった東京マラソンが、2013年からワールドマラソンメジャーズに加入し、非常に短い時間で世界の主要なマラソン大会に数えられるようになったことを強調し、こうした偉業を成し遂げられたのは「東京マラソンが日本人の細かな気遣いやサービスに溢れているから」だと分析した。

 続けて、一般的なマラソン大会においては参加者が何かトラブルに直面しても「運営スタッフ」を見つけることは非常に難しく、運よく見つけることができ、知りたいことを尋ねたとしても「分からない」、「管轄外だ」といった答えが返ってくることがほとんどだと指摘。だが、東京マラソンではスタッフが数多く配備されているので、いつでも、どんな用件でもスタッフに助けを求めることができ、スタッフは親切に対応してくれると紹介した。

 また、仮設トイレの前にトイレの使用状況を監視しているスタッフがいて、翌年に開催する大会にどのような設備をどれほど設置すれば良いかについての統計を取っていることや、警察や医者も大会に参加し、選手の安全を守っていること、さらに、選手の預けた私物の管理が徹底されていたり、マッサージや足湯のサービスまで受けることができることなどを挙げ、「日中のマラソン大会の差が非常に大きいことを痛感した」と伝えている。

 結論として記事は、1981年から始まり30年以上の歴史がある「北京国際マラソン」の主催者は、まだ歴史が浅い東京マラソンが短期間で世界の主要なマラソン大会となった理由を学ぶべきだと強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)