近代化が進み、中国の都市部の生活はハードの面では海外の都市と大差なくなったと言える。しかし、中国の公衆トイレは依然としてあまり評判が良くないのが現状だ。中国メディアの快資訊は25日、「日本の公衆トイレと改良が進む中国の公衆トイレを比較してみると、やはり似て非なるものだった」と紹介する記事を掲載した。

 「人の経済状況は台所を見れば分かり、どれほど文化的な生活を送っているかはトイレを見れば分かる」と言われている中国では近年「トイレ革命」が推進されてきたが、公衆トイレはどのような変化を遂げたのだろうか。

 記事は、「数年前の中国は公衆トイレの数が非常に少なかった」と振り返りつつも、現在の都市部では公衆トイレの数は増加し、バス停の数と同じくらいになったと主張した。確かに中国では行政が街中に公衆トイレを作って管理するようになった。だが、日本では公衆トイレのほかに商業施設やホテルなどのトイレは来客者が利用できるため、トイレが見つからなくて困るという不便はほとんどない。一方の中国では駅や公園にはかろうじて公衆トイレが設置されているものの、デパートなどの大型ショッピングモールか外資系のホテルでなければ基本的に来客者が利用できるトイレは設置されていないのが現状だ。

 では、数も増加し、行政によって管理されるようになった現在の中国のトイレを日本と比べてみると何が見えてくるのだろうか。記事は、中国のある地方都市に新しく作られた公衆トイレを写真と共に紹介した。このトイレの見た目はそのまま日本にあってもおかしくないほどの設備で、全体的に広く明るくて清潔感のある空間となっている。外見は確かに日本のトイレと比較して遜色ないが、「清潔な状態が保たれるのはたった1日だけ」なのだという。1週間もすれば壁に落書きや広告が張られ、床は汚れ、煙草の吸殻やゴミが捨てられるのが中国の公衆トイレであり、きれいに保つには1日に何回も掃除をしなけばならないと主張した。

 ゆえに、日本と中国の公衆トイレを比較すると「それは似て非なるもので、中国のトイレも心ある設計がなされるようになったが、逆に使う人のモラルの無さが如実に現れるようになった」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)