個人主義的な中国人に対し、日本人は自分が所属している集団や組織を優先する傾向にあると言えるだろう。こうした違いは中国人にとって様々な驚きや困惑をもたらすようだ。中国メディアの一点資訊はこのほど、中国人にとって物珍しい「日本の職場における暗黙の了解」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本で働くということは「すべての物事をルールどおりに行うことが求められる」とし、だからこそ日本企業の社内はすべてに秩序があるように見えると指摘する一方、明文化されていない「暗黙の了解」に基づいた習慣なども多いため、中国人にとっては注意が必要だと指摘した。

 続けて、中国人から見た物珍しい暗黙の了解の例として、日本の印鑑文化を挙げ、「日本企業の社内では書類による情報共有が多く、確認後は印鑑を押す必要がある」ことを紹介。しかも外国人にとって分かりにくいのは、上司と部下がともに印鑑を押す場合は部下が上司に向けてお辞儀をしているような体裁で、部下の印鑑は傾けて押すのがルールとなっていると論じた。

 また、名刺交換の際も「名刺は両手で差し出すこと」、「自分の社名、立場、名前を述べ、お辞儀をしながら渡すこと」など、細かいルールがあることを紹介したほか、日本の職場は「上下関係が厳格であること」も中国人にとっては不可解で物珍しいと強調。日本では立場が下の者が上の者に面と向かって逆らうことは少ないが、中国人から見ると「媚びへつらい、ごますりをしている」ように見えてしまうと指摘し、中国人社員が日本人上司の前で独善的な行動をとると、日本人に不快感を与えてしまうので要注意だと論じた。

 そのほか記事は、日本では真夏でもスーツを着用している人が多いと伝え、これは日本人が「服装は相手に対する敬意を示すと考えているためだ」と指摘。ラフな格好で人に会うことは、その人を尊重していないと捉えられかねないと指摘する一方、それでも真夏にスーツを着用するのは不可解であると指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)