日中戦争では辛うじて勝利したものの、甚大な被害を被った中国。そのためか、いまだに中国はことあるごとに侵略の歴史を引き合いに出している。中国メディアの今日頭条は21日、「敵軍だった日本兵に当時の中国軍はどう映っていたか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、「旧日本軍による中国侵略の歴史は忘れない」と前置きしたうえで、旧日本軍は中国兵を尊敬していたと主張。日中戦争に参加した旧日本兵の証言を紹介し、「中国軍の武器は非常に遅れているものだった」と伝えた。当時は日中の経済格差が大きく、工業革命で進んだ日本と、農耕を主な産業としていた中国とでは、武器に格差があったのは仕方がなかったと指摘している。

 また別の元日本兵も、「日中の持っていた武器が逆だったら、旧日本軍は一度も勝てなかっただろう」と語ったという。武器は劣るものの中国兵の愛国心は非常に強く、国のために自ら人間の盾となった中国兵に、旧日本軍は敵ながら尊敬の気持ちを抱いていたと伝えた。

 記事は、侵略の歴史は変えられないと再び強調しながらも、敵国に称賛されるほどの愛国心を示したとして自国の軍を誇りに思うと伝えている。中国は軍事力を強化しているが、記事はその正当さを主張し、中国は「世界平和」のためだけにこの強力な軍事力を使っていると強調した。

 戦時中の中国の武器に関しては、地域差があったともいわれている。それに、一言で中国兵といっても、当時の中国は国民党と共産党の兵がおり、旧日本兵の指している愛国心の強い中国兵がどちらを指しているのかは不明だ。いずれにしても、一人っ子政策のせいで中国の若者はわがままに育ったとも言われており、現代の中国兵が当時のような士気を持っているかどうかも不明と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)