中国湖北省にある自動車教習所が注目を集めている。この教習所は地上ではなく、ビルの7階にある広さ300平方メートルほどのバルコニーで営業を行っており、教習所に通う生徒たちが操作を間違ってしまったらビルから車ごと落下してしまう可能性もあり、まさに命がけの教習が行われているようだ。

 中国メディアの今日頭条によれば、この教習所はビルのバルコニーを利用して営業しているというが、バルコニーには「線」で描いただけのS字カーブなどがある一方で、高さ20メートルを超える場所に存在しながらもバルコニーの周囲には広告パネルが設置してあるだけで、自動車が衝突しても落下しないための防護壁などは設置されていないという。

 しかも、バルコニーには自動車教習所だけでなく、子ども向けのダンス教室もあるというから驚きだ。運転に慣れていない人が乗る自動車の付近に子どもたちを近づけるのは危険極まりないことだ。ダンス教室に子どもを通わせている保護者からは、「なぜこんな場所で自動車の教習が行われているのか」といった不満の声があがっているようだ。

 地元メディアの記者がビルの管理会社に取材したところ、「責任者は休みを取っている」という回答で、詳しいことは分からなかったというが、自動車教習所側は「違法」であることは認めつつも、他にも違法な教習所はたくさんあると反発し、「アクセルを踏み込んで行うような教習は行われていないため、事故が起きるはずはない」と意に介さない様子だったという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)