まだ日本を訪れた事のない中国人は日本に対して独自に想い描く「イメージ」を持っているようだ。中国メディアの今日条頭は21日、中国人が日本を訪れて感じた「馴染めない日本の習慣」を紹介し、憧れもあったが「やはり住み慣れた母国が一番だ」と主張する記事を掲載した。

 近年、中国人にとって日本は人気の旅行先の1つとなっている。観光だけでなく買い物も主要な訪日目的であり、日本人が利用するドラッグストアや家電量販店、コンビニなども中国人が必ず訪れるスポットとなっている。こうした買い物の際に日本人の日常生活に触れて、中国にはない習慣を知ったり、中国の方がより便利になっていることに驚くこともあるようだ。

 記事はまず「物価」を挙げ、スーパーで売られている食品や外食の費用、ホテル代やタクシー料金などを見て、「日本の物価は非常に高い」と主張した。中国国内の物価は上昇し続けているうえ、地域によって物価はだいぶ異なるとはいえ、果物やコメの値段は日本の半額以下で、タクシー料金も非常に安いのでビジネスマンや学生も利用できる移動手段となっている。

 その他に、馴染めない習慣として「日本ではサービスとして冷えた水が出される」ことを上げた。東洋医学の考え方を持つ中国人は体を冷やすことは悪いと考え、夏でも氷の入った冷水を飲むことを嫌う。それゆえ、日本では冬でも冷水が出されるのは無料のサービスでも受け入れられないと感じるとした。

 また、中国が日本よりも遥かに発展している分野として「QRコードを使った非現金決済」を上げた。中国では非現金決済が社会に浸透しており、台車で物を売る高齢者ですら決済方法は非現金決済だ。何を買うにしてもスマートフォン1つあれば済むので、もはや財布を持ち歩かず首からスマホだけを下げて歩く人が多い。これに慣れてしまうと、財布から現金を取り出し入れするのも面倒くさいと感じてしまうようで、「日本では非現金決済が行える場所が少なく非常に不便」と主張した。

 こうした指摘を見ると、自分の慣れ親しんだ習慣の違いに留まらず、ある分野では中国の方が日本よりも便利なシステムが確立されている。訪日した中国人が「日本より住み慣れた母国が一番」と感じるというのは、中国の現在を知らない日本人にとっては意外に感じるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)