中国メディア・東方網は23日、「どの日本人もみんなモラルが高いのか? そんなことは絶対にない」とする記事を掲載した。これまでまで異常とも言えた、日本人のモラルに対する中国人のイメージが、徐々に客観的になりつつあるようだ。

 記事はまず、「日本を旅行したことがある人なら、日本の街が清潔に保たれていることを知っているだろう。ゴミ箱すらなく、各個人が外出の際に出たごみをみんな自宅に持ち帰り、リサイクル可能なものとそうでないものに分別するのだ」と紹介。サッカーなどの国際試合においても、日本のサポーターは試合終了後に観客席を清掃することが取り沙汰されており、日本人のモラルの高さは確かに多くの人に深い印象を与えるとした。

 一方で、「その印象は、全ての日本人が高いモラルを持っているという幻想を生み出した」と指摘。ちょうど先月末に東京を訪れた中国人観光客たちが渋谷のハロウィンイベントに参加した際、地面一帯にゴミが散乱し、「みんな自分で出したゴミを家に持ち帰る」というような光景は見られなかったことで、評判のモラルはどうなったのかと首を傾げたと伝えている。

 そのうえで記事は、「きれいにおめかしして外を歩いていた女性が、ひとたび帰宅するとだらしない格好になるようなもの。実際のところ、日本人のモラルもわれわれが考えているほど高いわけではないのである」と評した。

 「日本人は押しなべてきれい好きで、街が常にきれいに保たれている」という認識から、「日本の街は総じてきれいであり、ゴミを自覚的に処理する人が多いが、一方でゴミをポイ捨てするマナーの悪い人も少なからずいる」という認識への変化は、中国の人たちが日本社会や日本人をより客観的な目で見るようになってきたことの表れと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)